口臭や歯茎の不具合でお悩みの方へ
口臭が気になることはありませんか? その口臭の原因は歯周病かもしれません。歯周病は細菌(歯周病菌)による感染症ですが、歯みがきが行き届いていなかったり、喫煙・間食といくった習慣であったり、また唾液分泌量の不足、ストレスなどにより悪化することもあります。松戸・秋山の歯医者「かたやま歯科クリニック」では口臭治療・歯周病治療にも対応しているので、もし「口臭がきつくなった」「歯ぐきが腫れている」といった症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
口臭予防について
口臭の種類
口臭は5種類に分けることができますが、歯科医院での治療で改善できるのは、「病的口臭」の口腔内の疾患や汚れが原因の口臭です。
- 起床時や空腹時に誰にでも起こる「生理的口臭」
- においの強い「飲食物や嗜好品による口臭」
- ストレスによって唾液の分泌量が少なくなることで起こる「ストレス性の口臭」
- 強いにおいがあると思い込んでしまう「心理的口臭」
- 消化器系や糖尿病、口腔内の疾患などが原因の「病的口臭」
口臭の原因となる口腔内の疾患と汚れ
- 歯周病
- 虫歯
- プラーク(歯垢)や歯石
- 唾液の減少
- 入れ歯などの清掃不足
- 舌苔 など
口臭予防と治療
セルフケア | 歯科医院でのケア |
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歯周病について
歯周病とは、歯を支える歯茎・歯根膜・顎の骨などからなる「歯周組織」に炎症が起き、次第に歯周組織が溶けて、最悪の場合は歯を失ってしまうケースもある感染症です。日本の成人が歯を失う原因の第1位ともいわれています。
成人の約8割が歯周病といわれています
歯周病は中高年や高齢者特有の病気だと思われがちですが、小中学生の約4割が歯肉炎にかかっているという報告もあります。また、35歳以上の成人の8割以上が歯周病または歯周病予備軍といわれているのです。
歯周病が広く蔓延している理由として、初期段階の歯周病には自覚症状がほとんどないことが挙げられます。そして放っておくとどんどん進行し、悪化すれば歯の歯周組織へダメージを与え、治療も複雑になってしまいます。歯茎からの出血や歯茎の腫れがありましたら、なるべく早くご相談ください。歯周病は早期発見・早期治療が大切な病気です。
歯周病の症状と治療方法
歯周病は、歯肉部分に炎症を起こしている「歯肉炎」、そして「歯周組織」にまで炎症がおよんだ「歯周炎」に分けられます。こちらでは、進行段階の症状とおもな治療法をご紹介します。
歯周病の症状
歯肉炎 | 軽度歯周炎 | 中等度歯周炎 | 重度歯周炎 |
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歯茎に軽い炎症が起きはじめた状態です。歯みがきの際に出血することがありますが、痛みなどはまだありません。 | 歯茎の腫れがさらに広がり、冷たい物がしみ、口臭が気になりだします。 | 顎の骨が半分ほど溶かされた状態です。歯茎が下がり、膿が出て、歯がグラつき、口臭のほか、歯が浮く感じがします。 | 顎の骨が3分の2以上溶かされた状態です。歯がグラつき歯根も露出。歯が抜け落ちてしまうこともあります。 |
【歯周ポケット】 3mm程度 |
【歯周ポケット】 4mm程度 |
【歯周ポケット】 6mm程度 |
【歯周ポケット】 8mm程度 |
検査方法
歯周ポケット検査 | 歯の動揺度の検査 | レントゲン検査 |
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歯周病が進行するにつれ、歯周ポケットが深くなります。「ブローブ」という器具で深さを測り、進行度合の目安にします。 | 歯周病が進行すると、歯を支える歯周組織が壊され、歯がグラつきます。ピンセット状の器具で歯をつまみ、歯のグラつき具合を調べます。 | 歯周病が進行すると骨密度が低下し、歯を支える顎の骨が減少します。レントゲン撮影で、目では確認できない顎の骨の状態を調べます。 |
治療方法
SRP | 歯周ポケット掻爬術 |
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「スケーラー」という器具で、歯に付着したプラーク(歯垢)や歯石を除去します。仕上げに歯根表面をなめらかにして、汚れの再付着を防ぎます。 | 局所麻酔をしてから、歯周ポケットの奥深くにたまったプラークや歯石を除去し、歯茎の感染部分も削り取ります。 |
フラップ手術 | NdYAGレーザー |
局所麻酔をしてから歯茎を切開します。そして歯茎を露出させ、歯根の付着している汚れを除去。同時に歯肉の感染部位を取り除いてから歯肉を縫合します。 | レーザーは口腔内の細菌の除去に効果を発揮します。副作用がなく止血効果もあるので、歯周病治療に有効です。 |